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2008.11.25

第6回 Dゼミ

すっかり冬な日となった連休最終日、Mさん、Sさんと横浜トリエンナーレ08に出掛けた。午後から雨模様になることが分かっていたので、三渓園から攻めることに。

Pb240019Pb240035Pb240042渋谷から東急東横線に乗り、横浜で根岸線に乗換。山手駅からてくてく大通りに向い、バスに乗り15分。やっとのことで三渓園に到着。すでに雲行があやしい。横浜の住宅街にあるということで、もっとこじんまりしているかと思っていたけれど、存外広かった。HPによると、観山、青邨、古径、大観などにもゆかりのある苑だった。旧矢箆原家住宅のティノ・セーガルから。セーガルの意向にそっているというダンス。若い男女が畳の上で絡まる。それを見ている鑑賞者の表情の方に目がいった。床板から伝わってくる寒さに身が縮む。この家屋の言われが書かれた手書きプレートに興味津々。

Pb240052涵花亭のトリス・ヴォナ=ミシェル、中谷芙二子の《雨月物語》、横笛庵の内藤礼をみて、遅めの昼メシ。苑内の【待春軒】で三渓そばを食べる。1年に数回でる給食の不思議なメニューのようで、今まで食べたことのない食べ物だった。ジャンルが分からない。自分たちも含め、「ある種のお祭りであるトリエンナーレの会場になったからこそ、この三渓園にやって来た」という状況で、作品をみることをこなしてゆく姿勢がとても気になった。休日で人の入りも多かったせいか、アトラクションを消化しているかのような態度での鑑賞は、少しつらい。


Pb240055_2雨が本格的に降ってくる。三渓園をあとにし、バスで桜木町へ。シャトルバスが来なかったので、タクシーで新港ピアに向う。タクシーの運転手さんに「トリエンナーレのここまで」と地図を見せると「トリエンナーレってなんですか?」と聞かれる。以下会話。
「世界中から作品を集めた国際展覧会のようなものです。トリエンナーレのトリは、3という意味で、3年に一度の意味です」
「じゃあ、絵とか飾ってあるんですか?」
「う〜ん、絵は少ないかも…」
「じゃあ、彫刻?」
「パフォーマンスとかが多いです」
「へえ……」
と言ってる間に到着。なんだか、現代美術とやらがもつ問題点をついたかのような会話だった…。

Pb240059_2会場に着くや否や、冷えた身体を温めるためカフェに。こないだ来た時と比べると、作品も会場に馴染み、ややガタがきているものも見受けられた。過酷な環境での展示に、激しい人の出入りを考えると致し方ないのかも知れない。ここの会場では、ペドロ・レイエスの《Baby Marx》の人気が高かった。これ、「かわいい」と言って笑ってられないけど。この人形たち、やっぱりひとみ座が関わっている模様。

すっかり日も暮れ、日本郵船海岸通倉庫へバスで移動する。ここもスゴい人。今回も中西夏之の作品が異彩を放っていた。休日のテ−マパークのような雰囲気にのまれることなく、これだけ絵画が絵画として響いてくる強烈な構成に、やわらかな画面。


Pb240120_3朝待合せをした渋谷に戻り、夜メシ。渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをしてるとSさんが「あの激安ハンバーグの看板気にならない?」とポツリ。もう寒くて歩くのがつらいので雑居ビルの【くいしんぼう】という店へ。とりあえず満腹にはなった。ジャンクな味。場所を変え、カフェ・モカを飲みながら本日の総括をし、迫り来る卒論の話を。

Pb240126_3先週は幕に包まれていたこの絵を見て解散。作品保護のアクリルやガラスがなく、剥き出しに展示された《明日の神話》。この状態で、なにも起こらなきゃいいけど…。

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