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2006.10.09

あーと遠足

 祝日の月曜は開館といふことで、ご学友Tさんと久方ぶりに東京都写真美術館へ。 午前11時「広告もアートも日本もアメリカも、飛び越えてしまったフォトグラファー~HASHI[橋本奉臣]展 『一瞬の永遠』&『未来の原風景』」 から鑑賞。 解説パネルに書かれていた「ファインアートとしての写真」との一節にしっくりした。 カメラでしか表現できないある一瞬を一瞬で捉えた写真。 
 第一部の『一瞬の永遠』ではその特性を活かした作品が並ぶ。 《SPOILED COMPANION―朱に交われば赤くなる》は、数個のミカンが腐ってゆく段階を捉えたもの。 一つカビが生えると次々にそれが伝染し、やがては全てが腐ってしまう。 食べ物にカビが生えることは、決して美しいことではない。 目の前にその実物があったら目を背けてしまうだろう。 けれど彼が撮った写真では、トゲのある美しさを放っていた。 第二部『未来の原風景』は、西暦3000年を見据えた写真表現。 絵画なのか写真なのか、グラフィックなのか……。 そんなことはどうでも良い、HASHIGRAPHYなのだから。 過去、現在、未来が錯綜する写真は、観ていてドキドキが止まらなかった。
Kare昼時を迎え、恵比寿駅近くのカフェ風でオサレなインド料理店で腹ごしらえをすることに。 ランチカレーセットを注文。 数種類のカレーから一種、ナンかライスどちらか、サラダ、ソフトドリンクで計\1000。 サラダはいまいちだったけど、カレーとナンは美味だった。
 午後1時30分を回り、「石内都:mother's」 を観に再び写真美術館へ。 昨年のヴェネツィア・ビエンナーレを経た「mother's」の完成版。 作品が飾られる空間を非常に意識して構成された展観で、自然と作品と対峙できる。 新たに撮られた映像も観られた。 大量生産され、世にあまた出回っている下着や口紅。 それをある人物が買い、使われ、その人の所有物となる。 やがてそのモノにも魂が宿る。 生々しい美しさが、とても切なく思へた。   
Freedam  山手線に乗り池袋へ。 展示計画演習の課外授業兼遠足に合流する。 当然のごとく解説付き。  今回の遠足は、自由学園明日館 。  アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトによる設計。 自由学園は、美術教育に力を入れていることで有名で、教職の授業でも触れられた記憶がある。  喧騒の池袋にあるとは思へないほどのゆったりとした空気が漂う。 なんともいへない懐かしさを感じた。 ホールでゆっくりティータイム。 秋の日差しが気持ちいい。

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